| 男脳と女脳 |
今日放送された東テレの番組『カンブリア宮殿』は建築関係の内容でとても興味深く観ました。 どの業界でも変革を恐れずに突き進む経営者はいるものですね。 この番組に出演される経営者からはいつも強い信念を感じます。
このところ立て続けに周囲で話題になったため改めて読み直したのがこの書籍。 前回は一喜一憂しながら読んだ覚えがありますが、今回はいろいろ考えさせられました。
男性と女性とでは脳の使い方が違う―この主題を、狩猟時代の生活や遺伝子の話にまでさかのぼってさまざまな角度から検証しています。
改めて読んでも納得できる部分は確かにあります。あるひとつの行動時に使う脳の部分が男女で違う等、科学的に示してある点は分かりやすいですね。 読みながら思わずくすりと笑ってしまうような事例も少なくありません。 ただ、男女対等意識が高まっている今日でも意外と女性たちは家庭を守り子供を育てることが重要だと考えているというのはそう声高に叫ばなくても周知の事実ではないでしょうか。 種の継続のために遺伝子にプログラミングされた本能だとすれば、時代が移ったところで根本からその考えが覆されることはかなり難しいことないのですから。 そもそも今の社会での成功や名誉の定義は本書でいうところの「男だけで築き上げてきた価値観」で決められたもの。 脳の構造も求められた役割も違うとされる女性がそれに合わせようとすることには無理があって当然なのかもしれない…と考えさせられます。
性同一性障害という立場がゆっくりとながらも受け入れられつつある現在、女性のもつ価値観や感性も社会的に広く取り入れられていけば、より性差の少ない社会になる可能性も期待できるでしょう。 単なる男脳・女脳の違いだけに注目せず視野を広げて読みたい1冊です。
この本は…
●家庭や職場で言動に性差を感じている人 ●性による脳の構造の違いについて知りたい人 ●雑談の話題を探している人
におすすめします。
男性用化粧品が普及したり力作業の多い職種に女性が就いたり、現代においては男女の世界が徐々に近づきつつある印象を受けます。それはもともと人間というひとつの種であることで相違点よりも共通点のほうが多いということなのか、近づいたり離れたりする歴史の通過点に過ぎないのか…。うーん不思議だ。 テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌
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| 大人の勉強方法 |
先日某大型家電店にある部品を注文していたのですが、あまりに納期の連絡がないためこちらから電話したところ未発注だったことが発覚しました。 「他の部品注文のものもすべて未発注でして…」と意味不明な言い訳を繰り返す社員には呆れるばかり。 私が連絡しなければ未発注のままだったのかと思うとぞっとするようなミス。冗談じゃありません!
さて、今回は書店での「今週のおすすめ書籍」として並べられていたこの本をご紹介します。 勉強するとはどういうことなのか、改めて見直したくなりまして。
タイトルの通り、同じように勉強している人でもそれを収入増に結びつけられる方法や考え方について著者の自論が展開されています。 著者である藤井氏は週末起業でおなじみのコンサルタントですね。
大きなテーマはインプットとアウトプットのバランスの取り方でしょう。 自ら動きアンテナを張り巡らせて常に新しくためになる情報をインプット→それをアウトプットすることで収入増や人脈の広がりをクモの巣式に強めていこう、という内容です。 ひとつひとつの項目についてはしごくもっともなことが書かれていて勉強法の復習といった雰囲気なのですが、ではそれをどう具体的に日々の行動に取り入れるかという、この手のテーマには最も期待される肝心の部分が希薄なように思いました。 人それぞれに合う方法が違うため説明しづらいのは分かりますが、そこまで提案してこそこのタイトルを冠することが読み手に認められるのではないでしょうか。 そこが残念で、自己実現ではなく自己投資しようとしているならこの本を手に…といううたい文句もかすむ気がします。
ただしこういった類の書籍を読んだことがない場合は、整然と学びを収入に結びつけられる方法を提示してあるので読みやすく理解しやすいと思います。 挙げられている項目の中でできそうなことから始めるという使い方もできるでしょう。 学んだ後は実践を―その積み重ねが自分の糧となり周囲との差別化を加速させるのは確か。 その意味では勇気をもらえる1冊とも言えそうです。
この本は…
●勉強したいが何をどう始めたらいいか分からない人 ●一度にたくさんのことは並行してできない人 ●向上心・好奇心は負けないという自負がある人
におすすめします。
最近はビジネス書籍としてさまざまなものが書店に並んでいます。タイトルも帯の文句も魅力的なものが多くて、自分にとってのバイブルになりえる書籍を探すのは至難の業ですね。しかしそういったものを探すよりも、気になれば手にとって読んで吸収した知識をどんどん仕事に活用していくのが実は一番いいのかも。 テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌
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| クレーム対応に王道はない |
土曜日にしては珍しく休みを取れたため、最近得意先の数人から立て続けに勧められた宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』を観てきました。 このところ自然への畏怖や人間の愚かさといった重いテーマの作品が多かった宮崎アニメですが、この作品では家族間のつながりや不思議な生物との交流が描かれていて、『となりのトトロ』と共通するほのぼのさがありました。 それにしてもあの曲はインパクトも余韻も強いですね。
そんな映画を観る前に読んだこの書籍は、うーんと眉根を寄せたくなるクレーム対応の解説書。 接客業に携わる人には気になるタイトルでしょう。
クレーム対応の基礎的な考え方から実際の対応事例まで、ひととおり網羅してあります。 どこから読み始めても理解しやすい構成ですね。
著者は、「クレーム対応に大切なのは豊富な語彙を使えたり状況に合わせた言い方ができる『フレーズ力』が必要だ」と提案し、さまざまな自論を展開しています。 納得できる部分も多いのですが、多種多様のクレームを処理する接客業務に直接携わったご経験はあまりないのかな…というのが正直な感想ですね。 特に最終章であげられている事例の数々はいずれも成功した一例であり、顧客のタイプによっては必ずしもいい対応とは思えないものもありました。状況次第という難しい条件がつきもののクレーム対応ではありますが、こういう内容は同じようなケースでの失敗例と成功例を並べて紹介することではじめて意味があるのではないでしょうか。 その点では、クレーム対応で担当者が口にしがちな言葉や言い回しを検証した第2章は参考になると思います。 もちろん語彙力や状況判断力も必要だけれど一番大事なのは状況の流れを読んで臨機応変に対応できるかどうかではないかな…(だからそれなりの社会経験がある人でないとクレーム対応はできない)と個人的には感じましたね。
指南書の様相で書かれていますが、クレーム対応事例の紹介本として読んだほうがいいかもしれません。
この本は…
●接客業務の前線に立っている人 ●クレーム対応も含めた接客業務の指導を行っている人 ●クレーム対応に失敗したことがある人
におすすめします。
学生時代のアルバイトからずっと顧客と対峙する仕事をしてきていますが、社会人1〜3年目が一番失敗を重ねた時期でしたね。顧客だけでなく得意先をも怒らせて、上司に大きな迷惑をかけたケースは今でもよく覚えています。「失敗はしてもいい、けれど同じことは繰り返すな」―当時言われた言葉は忘れられません。 テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌
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| 仕事へのプライドをもつ |
開幕まではあまり関心が持てなかった北京オリンピックですが、開幕し競技が始まるとやはりわくわくしますね。 意外に面白いのがバドミントン。あのスピード感と競技者の美しい動作に惹きつけられました。 水泳では北島選手が金メダルを獲得しましたし、これからますます盛り上がるのでしょうね。
さて、今回は久々にビジネス書を読んでみました。 新聞の書評欄で面白そうとピックアップしていたのですが、その面白さ、予想通り。
冒頭の文章で羅列されている「こんなもんでいいでしょ?」と言いたげな商品たち、いちいちうなずける物ばかりで苦笑するやら眉をひそめるやらといきなり興味をそそられます。 建築関係の仕事をしている私としては背面化粧されていない家具というところでそうそう!と思わず声が出てしまいそうになりました。
どうしたら売れるかではなく、自分のしたいこと・できることは何かを考えて働く―難しいことですが仕事をしている人なら理想とすることでもありますね。 この本に出てくる企業や人は失敗を重ねることで目標に近づき達成していくという考えが多いのが特徴です。 また仕事に対して受動的ではなく能動的であること、人材を育てることに心血を注いでいることも注目すべき点でしょう。 企業に属している人もそうでない人も参考になる仕事のしかたがたくさんあって、その中から自分に合いそうな考えやできそうなことを実践していけそうな1冊ですね。 だらだら仕事していないかな、工夫しようと考えずに言われるまま働いていないかな…と自分に問いかけてみたくなるかもしれません。 読み終えた後は、仕事頑張ってみよう!と思えることうけあいです。
この本は…
●仕事へのやる気が薄れている人 ●自分に合った仕事の進め方を模索している人 ●仕事に対する考えが固くなっていると感じている人
におすすめします。
同じ業界でも同じ職種でも、仕事に対するスタンスがずいぶん違っていて刺激を受ける人っていますよね。また異業種ながらはっと気づかされるような姿や意見を示してくれる人もいます。そういった人たちはみな仕事に誇りを持っていて常に前向き、私はそうなれているのだろうか…と時々考えたりしますね。 テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌
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| 人間観察は難しい |
今日仕事帰りに社会保険事務所の前を通りかかったら、すざましい車の列ができていました。 一瞬確定申告の締切日を思い出してしまったのですがこれはおそらく年金問題、でしょう。 いまだにひどい話ばかりが耳に飛び込んでくるこの問題、現役世代の私たちにとっても人ごとではないのですがすでに信頼度はゼロですよね。
連日暑い日が続いていますが、読み終わって変に頭が熱くなったのはこの本。 出版社の紹介文に踊らされてはいけないと痛感してしまいました。
少し前の話題書ですが読む機会がなく、でもやはり読んでおいたほうがいいかと思って手にしました。 しかし『相手が持つパターンを見抜けば性格が分かり行動が予測できるようになる』のでその『方法を具体的に教えます』という裏表紙の文句、かなり危ういです。 こんな動作をする人はこんな考え方を持つことが多いとか、こんな話し方をする人は相手をこう見ているとか、そういった客観的分析量は豊富です。しかし残念なのは分析ばかりで本来の売りであるはずの具体的な対応方法が示されていないんですね。 そして結局は『動作や言葉・表情・服装等をトータルで判断するべき』『いろいろ判断要因はあるけど直感も大切』『長年の経験がより正確な答えを導いてくれる』などと言われては…はぁそうですか、と言うしかない内容です。
著者の職業は訴訟社会アメリカならではのかなり特殊なもので、日本にない土壌での仕事経験だからか今いち論述内容に実感がともなわないのかもしれません。 そもそも刑の軽重を決める裁判という場における陪審員の選択は、日常生活での人間関係の選択とは異なる次元のものでしょう。日常生活において常に相手に対しどんな家庭で育ったのか、どんな家に住んでいるのか、そこまで踏み込んでパターンを判断できるかどうかと考えるとやはり無理があります。
これは実用書としてではなく著者の仕事の記録として書くべき内容だったのではないかと思いました。 『人を見る』のはたやすいことではない―それだけはしっかり心に刻まれる1冊です。
この本は…
●陪審コンサルタントという職業に関心がある人 ●人との接し方についてざっくりとでも知りたい人 ●たくさんの人間観察事例に触れたい人
におすすめします。
学生時代は『考えが合わない人とは合わなくていい』と思っていましたが、社会に出るとそうはいかないですよね。社会人になって数年の間に人間関係の大切さを教えてくれる人と出会えるかどうかでその後の価値観が決まると感じます。社会に出て長くなってきましたが、私もどんどん観察眼を磨いていきたいですね。 テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌
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